● お歳暮とは
お歳暮という言葉は、もともとは年の暮れ、年末(歳暮=さいぼ。せいぼ)という意味を表わす言葉でした。
毎年、年の暮れになると、一年間にお世話になった人に贈り物を持参してまわる習慣ができ、これを歳暮回り(せいぼまわり)と言うようになり、やがて、贈答品そのものを「御歳暮」と呼ぶようになり、現代に至っています。お世話になった方に感謝の気持ちを込めたり、またこれからもよろしくお願いしますという気持ちをこめて贈るのがお歳暮です。もともとお歳暮と言えば、以前はお世話になった人に贈るものが中心でしたが、近年では社会生活を営む上でお世話になった人だけでなく、親愛の情を込めて友人・知人や親族にも贈るお歳暮へと少しずつ変化してきました。
● お歳暮の選び方
お歳暮の予算は、だいたい3,000円〜5,000円と言われています。
できれば儀礼的なものではなく、贈って喜ばれるものを。
● お歳暮を贈る時期
お歳暮を贈る時期は、地方によって異なりますが 12月上旬〜12月20日
が 関東地区を中心とした、平均的なお歳暮の時期です。 正式なマナーは12月10日頃から20日頃に贈るとされています。
● お歳暮の時期を過ぎてしまったら?
時期を過ぎてしまった場合には、のしの表書きを寒中見舞い、寒中お伺いに変えるようにします。
● お歳暮ののしの書き方は?
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●上段は
「御歳暮」
「お歳暮」
● 下段は
「佐藤」
「佐藤一郎」
など
●持参して手渡しするときは外のし、宅配便などで送るときには控えめに内のし、という場合が多いようです。
●お礼の品です、という体裁にしたい時には、のしの表書きも上段を「御礼」「お礼」などとします。 |